藁をもすがる〜適応障害と診断されるまで③〜

日常

1週間会社を休んだ週末日曜日、今後の方向性を見出したことで心軽く過ごしていた。しかし夜になり、月曜日が迫ってくるとまたしても気持ちが沈んだ。そして本当に会社に戻っていいのか悩み始めた。というよりこのままではずっと会社に行けなくなる気がした。戻った方がいいのか、休んだ方がいいのか、辞めた方がいいのか。答えを探し求めてSNSを彷徨った。そこから紹介されている本を1冊読んだ。「誰でもみんなうつになる」。うつと認めるとうつに深く入り込んでいく気がして、ずっと避けていた。しかし藁をもすがる思いだった。

¥1,485 (2025/06/18 05:46時点 | Amazon調べ)

読み終わった後、自分はそれほどひどい状態ではないのだと思った。しかし休むことの大切さ、休むことで人生が終わるかもしれない、という、休みを重大な出来事のように捉える気持ちが払拭された。しかし自分がとるべき行動はわからないままだった。

この状態から早く抜け出したい。今の自分が取るべき行動の、なにか指針となるようなものがほしい。

そんな思いで次は「量子力学的習慣術」という本を読み始めた。「こころとからだは別物だ」と鍼の先生が話をしたあと、「こころは量子力学的な話になる」とさらっと言い去ったのが気になっていた。これがわかるようになれば何かが見えてくるのではないかと感じていた。

¥1,540 (2025/06/18 05:48時点 | Amazon調べ)

2時間で読み終えた。結果から言うと、この本は新たな視点をくれた。最後のほうは宗教色が濃くなっていく感じがしたが、今の自分に新たな考えをもたらしてくれた。しかし仕事への気力がみなぎることはなかった。とりあえず眠ることにした。

翌朝、気持ちが軽くなっていた。とりあえずできることだけやっていこう、と働く気持ちになっていた。量子力学本に出てきた「超集中」だ。在宅勤務にしたのでそれが可能だった。少し楽しんでいる自分がいた。マラソンの練習の時もそうだったが、何かを試すことが好きみたいだ。ただ今後出社すると「超集中」はできない。電話はなる、部下や他部署からの問合せに答えなければならない。元来自分のペースを乱されるのがとてもストレスなのだ。でもそれが仕事なのだ。嫌なことをやっているからお金がもらえている、それが嫌なら起業するしかない、とひろゆきが言っていた。

「超集中」ができないから出社したくないのではない。出社すれば今まで止めていた仕事が一気に来る。それを受けるだけの気力がまだないことに気づいた。回復したように思っていたが、そうではないようだ。1週間の休みからそのまま休職、という選択はしなかったけれど。。。悩みは続く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました