昨年参加したホノルルマラソン。初めてのフルマラソン、しかも海外。何をすべきか、何に気をつけるべきか。不安なことも多かったので、マラソン、フルマラソン、ホノルルマラソン参加に必要なことを備忘録として記しておこうと思う。まずは出発のために必要な基本的なこと。
「初マラソンに向けてやってよかったこと」についての記事はこちら。
ホノルルマラソン参加に必要な手続き関係
航空券
今回は団体旅行だったので自分での手配は不要であったが、自分で取るならスカイスキャナーで検索。航空券取得となればホノルル滞在の日程が決まってしまうので、航空券の値段を調べつつ事前に職場へ休暇の打診をしておく。
航空券は3~6ヶ月前に予約すると安くなる傾向、というが真偽のほどは不明。金曜日含めた週末の便は需要があるので価格も高くなりがち。火曜日水曜日の深夜や早朝の便が比較的安めだとか。
12月のホノルルなら日本との時差がマイナス19時間。時間だけをみれば日本より5時間遅い時間になる。レース当日はホノルル時間で夜中2時起き朝5時スタート。ということは日本だと夜の9時起き夜中12時スタート。。。時差ボケに対応できるかどうかはその時次第だが、3日前に日本を出発しておいてよかったのかもしれない。
ホテル
航空券購入前後に予約サイト(海外はたいていBooking.comで予約する)で検索。
できればゴール地点から歩いて帰れるところがいい。
外食を控えるならコンドミニアムが理想だが、ドル高や物価高の影響か、人気で予約が取りづらいようだ。コンドミニアムの予約が取れなくても、電気ケトルや電子レンジ、冷蔵庫があれば節約の幅は広がる。電子レンジは部屋になくてもホテルの共有部にあることも。ウォーターサーバーが設置されているホテルもある。
ホノルルマラソンへの申込み
早い時期に申し込めば費用も安くなる。
申込時期による4段階の金額設定があり(現地申込み含む)、4〜5月上旬までに申し込むアーリーエントリーは29000円だが、10〜11月中旬申込みの2期エントリーは43500円と、アーリーエントリーの約1.3倍(2024年時点)。参加を決意したなら自分を奮い立たせるためにも早めの申込みをしておきたい。ただし申込後のキャンセル(返金)は不可。
パスポート
有効期限は要確認。入国時に90日以上の残存期間があることが推奨されている。
切替申請や新規申請をするなら発行にかかる日数を考慮して手配する。
新規申請などには戸籍謄本が必要。戸籍謄本はマイナンバーカードがあればコンビニで発行可能。
パスポートがないと航空券の予約がスムーズにできない可能性あり。
ESTA
通常は申請から72時間以内に処理されるが、顔認証がなかなかできなかったり、英語オンリーの申請画面に手間取ったり、申請が拒否されたりなどの万が一の場合を考えて早めに申請しておくことをおすすめする。
有効期限は2年。過去に承認済みなら有効期限は念の為確認。パスポート番号と紐づけされているため、パスポートを更新した場合はESTAも申請し直す必要がある。
海外旅行保険
アメリカの医療費は高額、と聞く。一般的な初診料は150〜300ドル、入院となれば平均13000ドルで100万円単位となるようだ。
今回は旅費をクレジットカードで支払っていなかったため、持っているクレジットカード付帯の保険が使えず別途申込み。東京海上日動だったが、ホノルルマラソン参加でも保障があるとのこと。クレジットカード付帯の海外旅行保険でマラソンは対象とならない可能性もあるので要確認。
揃えておくべきマラソングッズ
ランニングシューズ
通常のサイズより大きめを買うこと。ランニング用ソックスは分厚いので、それを履いてもなお窮屈ではないシューズにする。シューズを履くときはかかとを合わせ、靴紐はつま先方面は緩めに、足首方面をしっかりと結ぶと、ランニング時にシューズの中でつま先に負担がかからないようにできて、爪がやられてしまう可能性が低くなる。レースまでに走り慣らしておくこと。
ランニングウェア
Tシャツ、ショーツ、タイツ、ソックス、下着。本番用のほか、前日などに走るならもう1セットはあったほうがよい。着用後の洗濯必須なので乾きやすい素材のほうが処理も楽になる。
キャップ・サングラス
ホノルルの日差しは強いので必須に近い。
これも練習で着用して使用感など確認しておくことをおすすめする。
スマートウォッチ
ガーミンを使用。レース中のペースメーカー。
普段の練習から自分の走る速度や心拍数を観察しておけば、レース当日の自分をコントロールしやすい。練習時、心拍数やタイムが少しずつ向上していく過程が目に見えるのはモチベーション維持につながる。
ウエストポーチ
補給食が必要なフルマラソンには必須。
練習中から本番と同じ持ち物を入れて走っておくことをおすすめする。そうすることにより、何をどれくらいなら持って走れるかを知ることができる。
わたしはドリンクホルダーがあるものを選んだが、ドリンクをそこに入れて走ると液体の揺れが気になるし、汗の影響や皮膚が強くないこともあり、ドリンクの重みで皮膚がかぶれてしまった。結局ドリンクは手に持ち、ドリンクホルダーはパウチタイプのアミノ酸ゼリーを入れた。
飲み物
スポーツドリンク。レース時に水やスポーツドリンクの提供はあるが、自分のペースでも飲めるように。
持参するとはいえ、給水ポイントの水やスポーツドリンクは欲しくなくても少しでも摂るようにしていたほうが熱中症や脱水症状の心配が減ると思われる。アミノ酸パウダーステックを持っていけば、給水ポイントの水を使って飲み干したあとの容器にドリンクをつくることができる。
食べ慣れた補給食
パウチタイプのアミノ酸ゼリー、塩タブレットや飴、羊羹、チョコレート、個包装梅干しなど。大福を忍ばせているメンバーもいた。
フルマラソンを走ると2000〜3000キロカロリーを消費する。レース中にガス欠になってしまわない程度にエネルギーチャージが必要。
補給の練習もしておくと味がわかるし(レース中に口に合わないことが発覚する悲惨な状況を回避できる)、何をどのくらい口にすれば、どの程度体に影響するかも把握できる。
ちなみにホノルルマラソンでは沿道の補給食提供は有志とのことなので、確実にあるとは限らない。昨年はそうめんに助けられている人が多かった模様。
悪天候の場合のグッズ
ポンチョ、防水スマホケースなど。天気予報をみて準備するかどうかを決める。キャップがあれば頭部から流れる雨で目が開けにくくなることを防ぐことができる。
ナンバーカード引換票
マラソングッズというより、レース参加に必要な持ち物。
レースエントリー者にメール配信される、ゼッケンの引換え券のようなもの。ホノルルマラソン日本事務局より11月下旬に受信。印刷でもよいが、内容をスマホ画面を提示するだけでOK。
マラソンやレースに慣れてくると持ち物も変わるのかもしれないが、初心者であるわたしがホノルルマラソンを経験しての内容となる。
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