フルマラソンのトレーニングの一環として、8月末のハーフマラソン大会に登録してからはや数ヶ月。大会までにどれくらい走れるようになっていればいいのか、大会前はどれくらい走ればいいのか、何を食べればいいのか。フルマラソンプランでは調べていたけれど、とりあえず目の前のハーフに焦点を合わせなければ。そう思い立ったのが大会まで2週間を切った頃。調べたところ、時すでに遅し。とあるネットサイトによると、1ヶ月前に18キロの練習が組み込まれているではないか。大会が近づくと体力温存メニューになる。今から18キロ走っていては大会当日に走る力が残っていないだろう。そもそもこれまでの最長は10キロだ。18キロなんて走れるかさえわからない。ゴールは12月のフルマラソン。ここは無理せずに今からのプランに合わせていこう。
というわけで大会1週間前の土曜日、トレーニングプランに合わせて12キロ。完走。初の12キロ。達成感。ハーフが走れる自信は全くないが前進したことへの大きな喜び。
大会は土曜日夕方17時半スタート。その週のトレーニングはプランに合わせて月曜日に4キロ、水曜日に5キロ、木曜日に3キロ走って大会前の練習終了。
大会当日。朝家を出て飛行機での移動。乗り継ぎが必要で3時間ほど待ち時間がある。大会当日移動が体力に自信がない私には不安材料であったが、さらに不安になる要素、貧血気味。救いはある程度気心の知れた先輩と経由地から一緒だったこと。その先輩が航空会社のプライオリティ会員でラウンジが使えてゆっくりできたこと。
経由地で先輩と大会前のご飯に悩みながらも、美味しいものに目がない2人で人気のクロワッサンの誘惑に負け、お昼ご飯はクロワッサンに鶏や明太子のおにぎりが入ったお弁当。大会4時間前。少々食べすぎた感。ここでランニングウェアにお着替え。搭乗。
現地到着したのはスタートの1時間半前。これまた思い立ったのが遅くて飛行機のチケットがこの時間しか取れなかったため。しかし先輩のプライオリティ会員の威力を発揮して荷物を1番にピックアップ。事前に予約していたタクシーに乗りホテルに直行。荷物をフロントに預けて乗ってきたタクシーで会場へ。
無事に受付を済ませ、荷物を預け、準備運動をし、スタート地点へ。参加人数2000人。この規模の大会で、飛行機も遅れることがなく、道は全く混まない場所だったため、変に時間を持て余すよりよかったかも。
スタート直後、先輩はうまくすり抜けて前の方へ。そのような技術がないわたしはゆっくりと流れに乗って走る。今思えば体調万全でないわたしにはちょうどよかったかも。
結果から申し上げると、想定していなかった早いタイムでゴール、完走できた。これは自分でも本当にびっくり。ゴールできるかさえ不安だったのに。要因として考えられるのは①スタートで無理しなかったこと②スタートした時は気温30℃を超えていたが、日が暮れる頃にはかなり走りやすい気候になったと感じたこと③欲しくなくても最初の給水ポイントから口に水分を含んだこと④給水ポイントの水やアクエリアスが冷たくて生き返ったこと⑤お昼ご飯の時間がよかったのか、そして炭水化物をたくさん取ったからか⑥さらに大会1週間前の夜ご飯は意識して少し炭水化物を増やしていたこと
スタートしてしばらく走ると体も慣れてきて、人がバラけてきたところから自分のペースで走ることができ、18キロ地点で先輩を追い越し、最後までペースを落とすことなく走りきれた。ゴール時ももう少し走れそうと思えたくらい。
しかし達成感がみなぎることはなかった。なぜなら本当のゴールはフルマラソンだから。だからハーフの結果を思った以上に出せたのかもしれない。目標は高く、の意味を思い知った。もしや目標はウルトラマラソンにしないといけないのか…と思いつつ、10月の30キロ走を目指して整えねばならない。
と思ったのも束の間、旅行だったり体調不良だったり、せっかくやる気を出したら雨が続いたりでモヤモヤした9月を過ごしている。焦らずにやっていこう。フルマラソンをゴールできなくても死にはしない。むしろ1番怖いのは円安だ…一体いくらかかるのか…
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